ダイヤモンド
ブライダルジュエリーと呼ばれる婚約指輪(エンゲージリング)、
結婚指輪(マリッジリング)にはどうしてダイヤモンドが選ばれるのか。
私たちが身につけている天然のダイヤモンドは
最低でも9億年前に結晶化したもの。
現在知られている最も古いダイヤモンドは、
地球誕生の45億年前とほぼ同時期に結晶化したものだそうです。
そう思うとダイヤモンドの希少性だけでなく、
ダイヤモンドに出会えること自体に奇跡まで感じてしまいます。
どんなに高級な車や家、時計でも、ずっと使用され続けていくと
当然経年劣化してきますよね。しかしダイヤモンドや貴金属
(ゴールドやプラチナ)は少し違います。
ダイヤモンドは、油や汚れが付着しているだけで、
傷などはほとんど付きません。しかし衝撃よってかけたりすることも
ありますのである程度の注意は必要ですが、、
一生涯大事に身に着けたり、娘さんやお孫さんに引き継いだり、
メンテナンスをするだけで新品時の輝きが取り戻せるのです。
ダイヤモンドはカットの技術によって大きな進化をしました。
計算され尽くした58面体のプロポーションは、他の宝石では
考えられないほどの美しい輝き見せてくれます。
ダイヤモンドの市場は安定していて、世界や日本での基準もしっかりと
しているため安心して取引のできる宝石です。
ダイヤモンドは「4C」と呼ばれる4つのCによって
ランクが決められています。
ダイヤモンドの大きさ、つまり重量は、
カラット(Carat)という風に単位付けされています。
世界基準として、1ct=0.2gとなっていますが、
例えば、婚約指輪などでよく使われるカラットは0.3ctだとすると、
重さは0.06g(0.2g×0.3ct)ということになります。
一般的にはとても軽いイメージかもしれませんが、ダイヤモンドの世界では、
この0.01gの違いで見た目に大きく影響されてしまいます。
カットが同じランクの場合、
ダイヤモンドはカラットの大きさと正比例して輝きも強く美しく見えます。
ダイヤモンドは窒素を含んで少々黄色味を帯びることが多く、
白色系ダイヤモンドは純粋な無色に近い程、高評価がつけられます。
最高評価のDカラーをはじめ、黄色のZまでアルファベット
23段階に分類されて評価付けされます。
カラーグレードの違いは大変微妙なもので、
1グレード程の違いを肉眼での判別が困難ですが、
マスターストーン(基準石)と比較し、
グレード付けが行われることが多いです。
また、ピンク、ブルー、等のファンシーカラーと
呼ばれる様々な色調を帯びたダイヤモンドは、
白色ダイヤとは別の分類評価がなされます。
ダイヤモンドのカットは加工する人間の腕が唯一関われる要素で、
種類も総数多く、数えることはできません。
理想のプロモーションを基準(GIA「※米国宝石学会」による定め)に、
仕上げの美しさなどを減点法で、5段階の等級に分かれて評価されます。
基本的にはGoodランク以上のダイヤであれば充分に美しく見えますが、
カット自体が浅すぎも深すぎも、光がパビリオンから漏れることや、
反射確度が美しくないなどリスクがあるため、
オーダーメイドやアレンジを加える際には十分注意してお造り致します。
天然のダイヤモンドの内部には結晶化されなかった
炭素や傷が必ず内包されています。
内包物がなく無傷の物を最高とし、キズ・内包物の数や大きさに
よって価値が変動してきます。
カヨフでは婚約指輪(エンゲージリング)に
SI-1以上のクラリティのダイヤモンドを使用しております。